≪ソフトテニス≫初心者でボールがバラバラに飛んでいく時の対処方法

こんにちは。テンです。今回の記事ではソフトテニス初心者の方で手出しの一本うちが安定しない、毎回違うほうに飛んでしまうという人に向けた記事です。
今回のこの記事は手出しのストレート一本打ちを想定しています。またこの記事の内容はしっかり練習したと思ってお話させていただくので、「打点」と「面の使い方」に原因があると考えて説明していきます。
まだ体の使い方をマスターしていない人は☟の記事を読んでくださいね!
・ソフトテニス初心者向けフォアハンドストローク練習!最初に意識すべきポイントは2つでいい。
・ソフトテニス初心者向けストローク練習!【応用編】
1 まずは打った球のミスの傾向を知ろう!
2 打ったボールが毎回違うところにバラバラに飛んでいく人
3 打ったボールがバックアウトする傾向にある人
4 打ったボールがネットする傾向にある人
5 打ったボールが流し方向に飛んでいく傾向にある人
6 打ったボールが引っ張り方向に飛んでいく傾向にある人
7 <おまけ>バックハンドストロークについて
1 まずは打った球のミスの傾向を知ろう!
まずは自分の打ったボールがどのように安定していないのかを確認していきましょう。
考えられるのは毎回同じようにボールが飛んでいる中で同じようなミスが多いのか。もしくは、毎回ボールの飛んでいく方向もミスの仕方もばらばらなのかを確認しましょう。
その状況に応じて次の章からは「打点」と「面の使い方」という観点から解決策を考えていきたいと思います。
※今回はストレートに打つ一本うちを想定しています!
2 打ったボールが毎回違うところにバラバラに飛んでいく人
ボールの飛び方もミスの仕方もその都度ばらばらの方はまず「フォームが毎回違うこと」「打点が毎回バラバラなこと」が考えられます。まずは基本に忠実なフォームで再現性の高い(同じように毎回打てる)フォームを身につけましょう。
参考になる記事はこちら☟
・ソフトテニス初心者向けフォアハンドストローク練習!最初に意識すべきポイントは2つでいい。
しっかり身体を使ったフォームが固まってくるとフォームが安定するのでミスが減ると思います。そのうえで思った方向に飛ばない場合やミスがある場合はこの記事の3以降で当てはまるものを確認してくださいね。
3 打ったボールがバックアウトする傾向にある人
狙ったところに飛んでバックアウトする人でドライブ回転(順回転)でアウトする人とスライス回転(逆回転)がかかってしまいアウトする人がいると思います
。
ドライブ回転がかかってアウトしている人は基本的にはOKです。特にラケットボールのラケット1本分くらいのアウトは試合でも全く気にする必要はないです。あとは同じように打ちながらテイクバックの大きさを変えてボールの飛距離を調節していきましょう。テイクバックを小さくしたほうが当然ながら伝わる力は小さくなります。
もう1つレベルを上げるとしたら、もしかしらアンダーストロークによってミスをしている可能性があります。アンダーストロークは比較的簡単に打てるストローク打法ですが、ネットを越えなければいけないのでボールの長さをコントロールすることが難しいです。そのためテニスはできるだけ打点を落とさないで打ったほうが長さの調節が楽でえす。
アンダーストロークで打っているからアウトしているのであれば、ラケットを地面と平行にしてサイドストローク(腰の打点)で打つ練習をしていきましょう。そうすればアウトボールは減るはずです。
次にスライス回転がかかっている人はラケットにボール当たった瞬間のインパクトの面を確認してみましょう。ラケットとボールが当たる瞬間、面がななめ上を向いていませんか?
面が上を向いてアウトしている場合は打点が体に近いことが考えられます。
打点が体に近いと窮屈なフォームになってしまいフラットで打とうとしても面が斜め上を向いてしまいカットがかかった状態になりがちです。そのため打点を遠くに設定してみましょう。
打点とのベストな距離はインパクトの瞬間にわきにボール一つ分程度空きがあることです。おそらくカットがかかってしまっている方はボールとの距離が詰まってしまいワキに余裕がないのではないでしょうか。まずはこの打点のとの距離を意識してみてください。
4 打ったボールがネットする傾向にある人
ネットしてしまう人の特徴で一番多いのが①手首を必要以上に動かしてしまう(こねてしまう)人②打点が前すぎてインパクトの瞬間に面が下を向いてしまう(かぶってしまう)人どちらかのパターンが多いです。
①ソフトテニスの基本的なストロークにおいては意識的に手首を動かす必要がありません(上級者になればそういう技術もありますが)。しっかりとストロークのインパクトの面を保って体の回転をしっかり使いフォロースルー(インパクト後の動作)をすれば必要な手首の返しは自然にできます。手首をわざと必要以上にこねてしまうと面がボールに対してかぶってしまったり(面がねてしまう)、ワイパースイングのようになってしまいボールのあたりがかすかすになっていまい威力が伝わらなくなってしまいますので注意してください。
ほとんどのネットの理由は①ですが稀に②の理由の方もいます。
本来の打点より前になってしまうと腕の構造上、自然にスイングするとフラットでボールをとらえるのが難しくなります。これも打点が前になりすぎることで面がかぶりやすくなり、ネットしやすいというからです。打点は踏み込んだ前足より少し前くらいです。もし少し打点を後ろにしたらしっかり打てるのであれば打点が前すぎるのが原因なので打点を少し後ろにとって試してみてください。
5 打ったボールが流し方向に飛んでいく傾向にある人
初心者にとても多いミスです。
右利きの場合はまっすぐ打っているつもりでも右方向に飛んでしまう人(左利き場合は左)の人の根本的な原因は①打点が体に近い。②打点が後ろすぎる。のどちらの理由が圧倒的に多いです。
①の場合は打点が体に近いと窮屈なフォームになってしまいフラットで打とうとしても面が斜め上を向いてしまいカットがかかった状態になりがちで右にそれていくことが多いです(左利きは左にそれます)。そのためまずは打点を遠くに設定してみましょう。
打点とのベストな距離はインパクトの瞬間にわきにボール一つ分程度空きがあることです。おそらくカットがかかってしまっている方は詰まってしまいワキに余裕がないのではないでしょうか。まずはこの打点のとの距離を意識してみてください。
②の打点が後ろすぎる。の場合は打点が後ろになればなるほど、ボールは流しの方向(右利きは右方向、左利きは左方向)に飛んでいくからです。この場合打点を少し前に調整してみてください。イメージとしては踏み込んだ前足より少し前のあたりが打点になる人が多いと思います。これでまっすぐ飛ぶはずです。
少しずつ打点を前にしながら調整してみてください。
6 打ったボールが引っ張り方向に飛んでいく傾向にある人
このケースは体を使わないで手(腕)の力だけで打っている人に多く見られます。
5と反対に打点が前すぎると引っ張り方向(右利きは左方向、左利きは右方向)に飛んでいきます。
この場合はほとんどが体の回転ではなく手(腕)の力で打っていることが原因になりますのでまずは自分が体を使わないで腕だけ打っていないか確認してください。
参考:ソフトテニス初心者向けフォアハンドストローク練習!最初に意識すべきポイントは2つでいい。
ほとんどの場合、しっかり身体の回転を使えれば解決すると思いますが、まれに打点が前すぎてコントロールできていないことがあります。この場合はラケット面かぶっているのでネットのミスが多くなります。
本来の打点より前になってしまうと腕の構造上、自然にスイングするとフラットでボールをとらえるのが難しくなります。これも打点が前になりすぎることで面がかぶりやすくなり、ネットしやすいというかたちです。打点は前足の少し先くらいです。もし少し打点を後ろにしたらしっかり打てるのであれば打点が前すぎるのが原因なので打点を少し後ろにとって試してみてください。
7 バックハンドストロークについて
バックを安定させる練習は☟の記事を見てください。
≪ソフトテニス≫初心者向けバックハンドストロークの練習を紹介します!
バックハンドに関しては打点が限られているので最初はなかなかまっすぐ飛ばないかもしれませんが、まずはこの練習をしてコートにドライブ回転のボールが入るようになれば合格です!
≪安定しない場合≫
(1)安定しない理由がネットをしてしまっているのであれば手首を必要以上に動かしてしまって、ラケット面がボールにかぶさってしまっている場合が多いです。その場合はインパクト面をフラットにとらえて前に壁をイメージしてなぞるようにスイングしていくと面がボールにかぶることはなくなります。
(2)安定しない理由がボールに逆回転(カット)がかかっているのであれば打点が体から近いことが考えられます。バックハンドの打点は腕が伸びてラケット面がまっすぐ前を向いているところです。人によりますが右肩より70センチ程度前になると思います(左利きは左肩)。一度打点を確認してから打点にボールを落とすようにして球出しをしてもらいましょう。
以上がソフトテニスで一本うちのボールが安定しない理由です。一本打ちなので1回ずつしっかりどのようにボールが飛んで行ったのは確認しながらやっていきましょう。1回ずつ確認しながら練習していくのが上達の近道ですよ!
漫画のBabyStepsでも言ってましたが確かな1球として1球1球経験を蓄積してしていくことはソフトテニスにおいても大切です。いい球が行ったときの感触を経験すること、反対にダメだった時の感触を経験しどのように修正していくか。
テニスの上達には欠かせないと思います!
今回はソフトテニスで一本うちが安定しない場合の対処法をお伝えしました。
是非参考にしてみてくださいね!
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